男性ホルモン

男性ホルモンはアンドロゲン(Androgen)とも呼ばれるステロイドホルモンの一種です。 男性ホルモン(アンドロゲン)には、テストステロン、ジヒドロテストステロン(DHT)、デヒドロエピアンドロステロン(DHEA)などの複数の種類があります。この中でAGAの発症に関係するのはテストステロンとDHTです。

テストステロンは5αレダクターゼにより活性の高いDHTに変換され、DHTは毛乳頭細胞に作用して毛髪の成長期を短縮させます。正常な成長を阻害された毛髪は細く短い毛髪となり、その状態が放置され続ければ、AGAを発症し、薄毛は徐々に進行していきます。

男性ホルモン(アンドロゲン)は、男性では精巣のライディッヒ細胞、および副腎皮質から分泌されます。思春期以降にその分泌量が急激に増大し、変声、体毛の増加、筋肉増強、男性器の形成と発達、性欲の亢進、男性型脱毛症(AGA)を促進します。AGAは思春期からの男性ホルモン依存性の脱毛症と言えますので、20代からの早めの治療が重症化回避に繋がります。

ジヒドロテストステロン(DHT)

ジヒドロテストステロン(DHT)は毛乳頭に運ばれたテストステロンがII型5α-リダクターゼによって変換・生成される男性ホルモンの一種です。

毛乳頭には男性ホルモンの受容体が存在し、DHTが男性ホルモンの受容体に結合すると、毛髪の成長期が短縮され、休止期にとどまる毛包が増加します。すると、徐々に前頭部や頭頂部の頭髪が細く短くなり,最終的には頭髪が皮表に現れなくなってしまいます。

5α-リダクターゼにはI型とII型の2種類が存在しますが、それぞれ別の場所に位置しています。I型5α-リダクターゼは全身の皮膚・皮脂腺に存在し、II型5α-リダクターゼは髭、前頭部、頭頂部、前立腺に局在しています。AGA治療に用いられるフィナステリドはII型5α-リダクターゼを阻害し、DHTの産生を抑制することで毛髪のミニチュア化を予防します。一方、デュタステリドはI型とII型の両方の5α-リダクターゼを阻害するので、より効果的にミニチュア化予防を狙うことができます。

ヘアサイクル(毛周期)

人間の全身の毛は「成長期・退行期・休止期」を繰り返しており、これをヘアサイクル(毛周期)と呼びます。 正常な髪の毛のヘアサイクル(毛周期)は、成長期が2〜6年(毛乳頭細胞が活発に活動し毛髪が太く長く成長する時期)、退行期が2週間(毛髪の成長が低下する時期)、休止期が3〜4ヶ月(毛乳頭細胞が活動を停止し、毛髪が抜ける時期)です。

ヘアサイクル(毛周期)は無限に続くものではなく、人間の毛髪では約50回が限度と言われます。約50回のヘアサイクル(毛周期)が終わった毛髪は完全に活動を停止します。AGAのヘアサイクル(毛周期)では、DHTの影響で成長期が短縮されており、細く短い毛髪(ミニチュア化した毛髪)が増加して、薄毛が進行していきます。

ミニチュア化

ヘアサイクルの成長期が短縮し、毛包・毛根が小さくなり、頭髪が「細く・短く」なった状態を指します。 思春期以降の男性ホルモン(アンドロゲン)の作用による現象です。

全身では、頭髪は薄くなり(軟毛化)、髭や胸毛は濃くなる(硬毛化)という真逆の現象が起きます。 思春期以降の男性全てに若ハゲ現象が起きるわけではなく、個人個人の遺伝的要因に大きく影響されて発症します。

ストレス

ジヒドロテストステロン(DHT)は毛乳頭に運ばれたテストステロンがII型5α-リダクターゼによって変換・生成される男性ホルモンの一種です。

毛乳頭には男性ホルモンの受容体が存在し、DHTが男性ホルモンの受容体に結合すると、毛髪の成長期が短縮され、休止期にとどまる毛包が増加します。すると、徐々に前頭部や頭頂部の頭髪が細く短くなり,最終的には頭髪が皮表に現れなくなってしまいます。

5α-リダクターゼにはI型とII型の2種類が存在しますが、それぞれ別の場所に位置しています。I型5α-リダクターゼは全身の皮膚・皮脂腺に存在し、II型5α-リダクターゼは髭、前頭部、頭頂部、前立腺に局在しています。AGA治療に用いられるフィナステリドはII型5α-リダクターゼを阻害し、DHTの産生を抑制することで毛髪のミニチュア化を予防します。一方、デュタステリドはI型とII型の両方の5α-リダクターゼを阻害するので、より効果的にミニチュア化予防を狙うことができます。